エア・ウォーター様(ショールーム)

本日は、エア・ウォーター様の、国際くらしの医療館・神戸 へ出張シェフさせていただきました。

(元々は、先月に出張予定だったのですが、オーナーシェフのギックリ腰により、リスケさせていただき、本日のご訪問となりました。ご迷惑おかけしましたが、1ヶ月お待ちいただきありがとうございますm(_ _)m)

朝、現場につくとすぐ、第三セクターのAさんが、キッチンカーの写真を撮りにきてくださいました。

20代で金融畑から第三セクターへ転職され、近隣にお勤めの方のランチ環境をよくするため、キッチンカーのチラシを作って駅ナカに貼ってくださったり、メルマガを作ってご案内までしてくださっている方です。

ちなみに、Aさんのお気に入りキッチンカーは、こだわりバインミーのアンコムチュアさんだそうで、特にサバのバインミーがお好きとのこと。Aさんの事務所内でも人気らしいです。私達もたべてみたい…

とてもシュッとした体型だったので、スポーツしてますか?ときいたら、1年で10kgダイエットされたそう。すごい!私達はノンオイルカレーを作ってるのに最近まるまると太ってきたので、見習わねばなりません…

神戸くらしの医療館では、ご担当のBさんがお迎えくださいました。

Bさんは医療関係のキャリアが長く、病院を建てる前の建設プロジェクトに携わっておられたり、現在は病院の院内づくりのお手伝いに携わっておられるそうです。

同社は、産業ガスから始まり、病院運営のサポートや、歯科(在宅など口腔ケア)を支える事業を展開しておられるそうで、社名のエア・ウォーターは、地球の貴重な資源である「空気」や「水」を一番いいかたちで暮らしや産業に役立て、使った資源はもう一度自然に戻して地球を守っていくこと、すなわち「水や空気を大切に未来につないでいくこと」を企業のミッションとされているそうです。

グループ会社では、液化窒素の技術を用いた冷凍食品を皮切りに、日本初となる「人参ジュース」を開発したり、お子さんのおられる家庭向けに安心安全な信州の天然水をお届けしたり、現在では北海道に農園も持っておられるそうです。

わざわざ、OPEN前に降りてきてくださり、メニューを撮影して、会社の皆様にシェアしてくださったり、近隣の企業さんへ「こんな出張シェフが来るよ」と先月末にチラシまで(!)持っていってくださったそうです。

本業の業務もある中で、出張シェフが来るからと色々お力添えくださったり、汗だくハットTシャツの軽装な私達にも気さくにお話くださる姿に、こちらまで嬉しくなってしまいました。外からくるものや、外へ出向いていくことに対して軽やかでオープンマインドな雰囲気は、もしかすると様々な事業ドメインを持つコングロマリットな会社の社風なのかなぁと想像しました。

お昼時になると、エア・ウォーターの皆様でキッチンカーの前はワイワイと賑わい、生くだもので作るラッシー(この日は、あらかわの桃★)は即完売!

「カレー屋さん、ナンはないの~?」「手羽元トッピングした方がお得なんやね~」「惣菜だけでも買える~?」など色々と声をかけてくださいました。

あっという間にランチタイムが終わり、閉店の片付けをしている頃、メッシュ生地の白衣を着て、走ってきてくださったお客様も…

こちらの方は、手術室の医療機器の滅菌を行っておられるとのことでした。「今日は特に忙しい日で、もう終わっちゃったかと思ったけど中から見たら看板が出てたからダメ元できたんです!」と嬉しそうに話してくださって、なんだか胸にグッとくるものがありました。

オペ室の滅菌が忙しいということは、きっとオペが多い、大変な一日だったのだろうな…

ムムポンドは普段、病院にも出張シェフさせていただいていますが、病院では日に何回も、患者さんの命を繋ぐ大切なタンクが運び込まれていたり、救命救急の先生が、カレーを買いに来たけど院内フォンで呼び出され走って帰っていかれる様子を、見かけることがあります。

ムムポンドは、OPEN時から、ずっと医療関係に出張シェフをしたいという想いがありました。実際に医療関係の場所に出張シェフにきてもうすぐ2ヶ月が経ちますが、外からの想像では及ばなかったほど、多くの人の力で、人の命は繋がっているんだなぁ、と日々いろいろな感情が、心を巡ります。

ムムポンド家は、あまりお医者さんにかかったり薬を飲むことはないのですが、それでも家族が足の裏を切ってしまったときに救急でオペしてもらったり、先週はキッチンカー仲間が急病で倒れ、なんとか後遺症も残らないよう治療をしてもらって一命をとりとめたりと、日々お世話になっています。

一命をとりとめて、病院に感謝することはあっても、なかなかオペ室の機材を滅菌してくれた方にまで想像が及ぶことはありません。でも、昼時を徹して、滅菌してくれる方がいるからこそ、私達は安心してオペを受けられるのだと、知ることができました。

撤収してからの帰り道も、

「片付け中も、看板さげてなくてよかったねぇ」

「もし下げてたら、あの方きにくかったもしれへんもんねぇ」

「今日はきっとオペが沢山あったんやねぇ」

「みなさんおつかれさまやったねぇ」

「カレー、ラスト1食残っててお出しできてよかったねぇ」

と、色々な気持ちをスタッフと話しながらの帰路につきました。

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